経済言いたい放題
「バージョンダウン」
パソコンのオペレーションソフト(OS)Windows Vistaが登場してから1年半ほどになるが、昨年末あたりからその前のバージョンであるWindows XPの提供を再開するメーカーが目立たっていた。いわゆる「バージョンダウン」と言われるものである。そして、今年の6月をもって開発元のマイクロソフト社はWindows XPの出荷を停止したはずなのが、現在でもエプソンなどでは、希望に応じてWindows Vista(Business版)のダウングレード権を利用して再インストールしたWindows XP付きのパソコンを出荷している。
これまで「バージョンアップ」を続けてきたユーザーとしては大きな変化であるが、個人ユーザーでなく企業ユーザーにこの傾向があるようだ。ある意味、個人ユーザーは新しい機能があれば興味を示し買い替えを行う。しかし、ビジネスでは業務ソフトへの慣れや動作確認・検証の必要もあり、むしろあまり変化してもらっては困る場合が多い。
Windows 3.1,Windows 95, Windows 98,Windows 2000,Windows XPとメーカーの開発するままにOS商品を購入して(させられて)きたユーザーがいろいろ学習してようやく自分達のニーズに応じてOS商品を選択できるようになったと言うことだろう。かっこよく言えば、プロダクトアウトからマーケティングインへのビジネスのあり方の変化でもあろう。
「バージョンダウン」というと、あまり聞こえはよくないが、何でも新しければいいと言うものではなく、古くてもいいものはいい。「温故知新」とはよく言ったもので、時々忙しすぎる毎日の中、過去を振り返ることも必要だろう。
(文責:会子)
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